京都の名匠雛と特選高級衣装着の雛
暮石人形では、みなさまにより良い「おひなさま」をお選びいただけるよう 「京雛」と「特選高級衣装着」を集めた特選品フロアーをご用意いたしました。
「京雛」は店長が、京都に足をはこび、衣装の色や素材を京人形師に直接依頼した「一品物」を中心に展示しています。
また龍村美術織物、京都西陣帯地をはじめ、正絹金襴、刺繍など、こだわりの「おひなさま」も多数取り揃え、お値打ちに、ご提供させていただいております。
有職故実を忠実に守り、型くずれしない衣装着付け。その中に柔らかさを出し美しさを表現する京人形師の第一人者。
享保雛、次郎左衛門雛など、古典雛の復元などどの様な人形も作る技術を評価され、名古屋「徳川美術館」の雛の修復も手がける。
経済産業大臣指定伝統工芸士。
平成22年瑞宝単光章受章。
京都に生まれ、十六歳より京人形師のもとで修行の後、昭和四十三年より三宅玄祥を名乗る。
独創的な色調と質感にとみ、曲線を操った造形。
妥協なく吟味された素材を使い、細部まで伝統を踏襲した技術を駆使したお雛様は華やかさと気品を重視した作品です。
京人形伝統工芸士認定。
初代松寿に師事した後、昭和四十八年より二世松寿を名乗る。
「美しい人形、愛される人形とは」と常に問い続け、伝統的な技法を用い形にこだわりつつ、衣装に金彩 や刺繍を施し、色襲ねに工夫をこらし新たなる有職人形を創りだします。
平成十三、十四年に、日本人形協会節句人形工芸士展において「優秀賞」受賞。
京都御所お抱えの、有職司を努めた
初代 絵屋権右衛門から数えて十九代目にあたる現「平安光義」は天正元年より
一子相伝の技を今に伝える京人形師です。
格調と品位 は類を見ない逸品と高い評価を与えられています。
高倉家に伝わる雛の模写など、皇室の装束を再現した雛など意欲的に作品を製作。
京人形伝統工芸士。
古来より宮廷や公家の世界では、儀式上の服飾をはじめ、
料理、調度品、住居などすべてに有職(ゆうそく)という
決まりごとや、しきたりがあります。
束帯(そくたい)とは、冠(かんむり)笏(しゃく)太刀(たち)石帯(せきたい)
などを着用し朝廷の儀式の上で最も正式な男性の裝束(そうぞく)
であり、女性は衣を重ね着した姿で単(ひとえ)の上に
五衣(いつつぎぬ )表着(うわぎ)唐衣(からぎぬ)裳(も)を着用する、
いわゆる十二単(じゅうにひとえ)が最上の正装とされています。
『京雛』は有職という決まりにならい、京都の工房で伝統的
手法の繊細な技術で、作家が一点ずつ手作業により『おひなさま』
という、日本古来の伝統美を表現した作品です。
『京雛』の気品のなかから醸し出される華やかさは、
見るほどに心をひきつける深い魅力があります。